ジーパン（長文）

服屋の従兄弟（いとこ）にジーパンを貰いました。

昔からサンプルとか色々もらってるからありがたい。
サンプルだけでなく商品のやつもよく工場から物色してた。
勝手に箱から出して、サイズ見つけて穿いてたなぁ。


↑今回のもサンプルですが、これは超リアルユーズド加工。
何がって、縦落ちさせるためのユーズド加工に加えて、ヒゲを出すための加工はバイト君が２時間ぐらい軍手はめてずっとさすってたらしい。
通常、ヒゲを出す加工はカタにはめてヤスリとかで擦るけどね。


ビンテージのこだわりも凄い追求振り。
左が腹にあたる部分の内側（チャックの上のボタンの裏側）なんだけど、ボタン下の横に走るチェーンステッチが左端まできっちり縫われてる。
これ、自分のジーパンと見比べてもらいたけど、たいがいのジーパンはこのチェーンステッチを途中から１本の糸に切替えて上へ縫ってるから。
このチェーンステッチを左端まで縫うってのが巧です。

それと、ベルトループもくっきりと真ん中に色落ちしたスジが出てるでしょ。
これベルトループをとめるために上下横に塗ってるけど、両端を落とすように縫ってる。またまた自分のジーパント見比べて欲しいけど、たいがいのジーパンはベルトループからはみ出さないように横に縫ってるから。
両端を落としてるから余計に真ん中が膨らみ、この立体感に繋がるワケ。巧です。
ベルトループ自体もかなり立体的なんだけどね。


↑肝心のヒゲです。カタにはめて加工したものに比べてヒゲがシャープでしょ。
細いっていうのかな。カタにはめて加工してるのはヒゲがもっと太いよ。


↑やりすぎて破けてます。
ここは、今度工場行って直します。僕はあんまり破けてるのは好みではないので。
裏から布あててギザギザに縫うかなと。

今度の機会に従兄弟の服屋のホームページ紹介します。